70代女性が初めての襖(ふすま)リメイクに挑戦!

おうち時間の価値の高まりとともに、今や幅広い年代の方に楽しまれているDIY。
Harokkaでも「自分たちで簡単にできる」ことをコンセプトに、お子さまからシニア世代の方々まで、たくさんの方にDIYを楽しんでいただいています。

今回はHarokkaスタッフのお母様Aさん(75歳)に、ふすま用リメイクシールで自宅の襖をリフォームしてもらいたいと思います!ますます輝くシニア世代、初めての襖リメイクはどのような仕上がりになるのか、ぜひ最後までご覧ください♪

目次

Before・現状のご紹介

リメイク前の襖はこのような状態です↓

破れや汚れ、浮きもなく綺麗な状態ではありますが、なかなか年季が入った襖紙が張られています。この襖がリメイクでどう変わっていくのか、今からワクワクですo(。>ᴗ<。)o︎

襖(ふすま)をお掃除する

作業のしやすい格好で待っていてくれたAさん。ちょっと緊張気味ですが、まずは建具を取り外し、表面の襖紙をお掃除してもらいます。

よいしょっと建具を外して。

固く絞った雑巾で襖紙を拭いて、表面の埃などをしっかり取り除きます。もし少しでも湿ってしまった場合は、貼る前にしっかりと乾燥させてください。

また、この時点でマイナスドライバー等を用いて、引手を取り外しておきます。釘打ちされている場合は、先に小型のペンチで釘を抜いてから外してくださいね。

ふすま用リメイクシールを襖枠に合わせる

次にふすま用リメイクシールを襖の上に重ね、位置合わせを行います。この段階ではある程度アバウトで構いません。

今回の襖は、ふすま用リメイクシールのサイズより5〜6cm小さい程度だったのでこのまま作業を進めましたが、もしふすま用リメイクシールより襖枠が大幅に小さい場合は、不要な部分を大まかにハサミで切り落としておくことをおすすめします。余分な部分がないだけで、その後の貼る作業が格段に楽になるからです。

スキージを使い襖(ふすま)に貼っていく

大まかな位置合わせが済んだら、いよいよ貼りの工程に移ります。心理的にもここが初心者には一番の難所ではないでしょうか。

まずは貼る前に襖の上でスキージを動かし、実際に貼っていくイメージをしてもらいます。「スキージを使うのが初めて」という方は、ぜひ貼る前に真似してみてくださいね!

簡単なイメージトレーニングが済んだらいよいよ本番!片手で裏のはくり紙をはがしながら、スキージを使いしっかりと力を入れて貼っていきます。

恐る恐るそろーりそろーりと貼り進めるAさん。初めて貼りの作業をする時は、おっかなびっくりですよね!そのお気持ち分かります!勢いをつけて失敗してしまうより、初めの1枚はゆっくりと丁寧に進め、感覚を掴むことが大切です。

ここでスキージを使うメリットを2つ。
1つ目は手で貼るより均等に力を入れることができるため、シールの圧着力が強まり、その後のシール浮きを防ぐことができること。
2つ目は作業効率が上がり、時間の短縮ができることです。スキージは初心者の方にこそ、強い味方なんですね〜。

丁寧さが功を奏したのか、Harokkaスタッフより上手かも!というくらい、シワひとつなくきれいに貼り進めるAさん。ここまでくると、緊張気味だったAさんからも「思ってたより簡単かも〜」と余裕の笑顔が見られました(⁎•ᴗ‹。)

枠に沿ってカットする

無事ふすま用リメイクシールを貼り終えたら、シールと襖枠の境目をスキージの角を使って押し込むようになぞっていきます。

ここにもワンポイントのコツがひとつ。それは、跡がつくようにしっかりと境目を出すことです。

↓下の写真のように、目視だけではっきりと境目が分かる状態がベストです!

こうしておくことで、その後のカット作業が格段に楽になります。

四方にしっかりと跡をつけたら、いよいよカット作業に入ります!
実はこれまで「ほとんどカッターを使用したことがない」というAさん。カッターに慣れていない状態で一緒に定規を使うのは難易度が高いと判断し、今回は定規なしでカットをしてもらいます。

危ないんじゃ…?と思うかもしれませんが、先程しっかりと境目を出したことで、カッターの刃を溝に軽く入れて滑らすだけ。カットすることだけに集中できるため、作業難易度が下がる私たちスタッフもおすすめの方法です。とはいえ怪我をしないように、自分のペースでゆっくりカットしてもらいます。

四方をカットし終えたら、再度スキージを使って全体をしっかり圧着します。実はこの工程も大切なポイントのひとつ。

圧着が不十分だと、数日してから部分的に浮いてしまうなどのトラブルが起きやすいため、僅かな空気の膨らみも見逃せません。柄物の場合、空気が入っていることが分かりづらい場合があるので、端からしっかりと再圧着しておきます。

引手部分を切り抜き、引手をはめる

ここまでの作業が終わったら、いよいよ最終段階٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶
引手部分の処理に入ります。

引手部分に十字に切り込みを入れたら、縁に沿ってカッターで切り取ります。多少ずれたりガタついても、引手で隠れてしまうので大丈夫!

その後、取り外した引手をはめ直して完成です!

ちなみに引手部分の処理に関しては、「襖(ふすま)リメイクのコツを伝授」の記事でより簡単な方法や裏ワザをご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾

これまでの感覚を忘れないうちに、2枚目の襖に取りかかってもらいます。
どんな方でも2枚目になると自分なりのコツを掴んで、1枚目よりも格段に作業がスピードアップするから不思議です。

After・初めての襖(ふすま)リメイク完成!

2枚目も無事に貼り終え、いよいよ作業も終盤。

取り外していた建具をはめ直せば、初めての襖リメイクが完成です!

どうでしょうか〜??

シワひとつなくきれいに貼れ、スタッフも脱帽の完っ璧な仕上がりです・:,。☆゚

作業後、早速写真を撮ってお友達に送るAさん。「すごく変わった〜」ととっても嬉しそうでした!
少し殺風景だった和室のアクセントになる、雰囲気ある仕上がりになったのではないでしょうか٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

まとめ

いかがでしたか?
今回はDIY初心者の75歳女性に、ふすま用リメイクシールでの襖リメイクを体験していただきました。

Aさんからは「こんなのできるのかなーと不安だったけど、思ったより簡単だったし綺麗にできたから嬉しい。新しい部屋を眺めるとウキウキする!」とのご感想をいただきました。自分で貼ったことで愛着が湧き、ますますお気に入りの空間になったそうです。お部屋でお茶や晩酌を楽しんだり、インテリアを考えるのも楽しみだとか。自分で作業をすることで、お部屋で過ごす時間がより楽しくなるのもDIYマジックのひとつですね!

襖のリメイクに関わらず、普段過ごすお部屋にちょっとでも変化があると気持ちが明るくなるものです。ぜひみなさんもお部屋のリメイクを楽しんでみてはいかがでしょうか。

今回使用したふすま用リメイクシールはこちら

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