上質な睡眠へ誘う リラックスする寝室づくり

初夏の日差しが降り注ぐようになってきた今日。

寒暖差の激しい日も続き、なんとなくやる気が起きない、朝からだるい…、なかなか寝つけず疲れやすい、などさまざまな不調に悩まされる人も多いのではないでしょうか?

この時期は「五月病」と言われるように、進学や就職などの大きな環境の変化によるストレスで、知らず知らずのうちにしていた無理が表面化しやすい季節です。

今回はしっかり眠って憂鬱気分を吹き飛ばす、上質な睡眠をとるためのヒントをご紹介します。

目次

香りでリラックス

今や医療の現場でも取り入れられることのあるアロマテラピー。
心地よい香りは脳にダイレクトに伝わり、リラックス効果をもたらしてくれます。

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さまざまな種類がありますが、その中でも安眠効果があると言われるエッセンシャルオイルには、以下のようなものが挙げられます。

  • ラベンダー
  • スイートオレンジ
  • ゼラニウム
  • ベルガモット
  • サンダルウッド
  • カモミール など

効能だけでなく、香りには個人の好みも大きく反映されます。店頭で購入する際はテスターで香りを試し、安眠効果のあるものの中から、自分が心地よいと感じる香りを選ぶことも大切です。

また、購入時にはラベルをしっかり確認し、「エッセンシャルオイル」または「精油」と記載されているものを選ぶのもポイント。エッセンシャルオイルは人工的な成分を一切含まず、植物から抽出した100%天然成分で作られているものを指しています。アロマテラピーの効果をしっかり得るためには、エッセンシャルオイルである必要があるんですね。

使い方もとっても簡単。アロマストーンに2~3適垂らして枕元に置くだけで、心地よい香りに包まれてリラックスして眠りにつくことができます。また、無水エタノール、精製水と混ぜてアロマスプレーを作り、寝具にサッと吹きかけるのもおすすめ。寝室全体に柔らかな香りが広がり、お部屋に入るだけで癒やし効果が得られます。

間接照明やキャンドルでリラックス

良い眠りにつくためには、明かり(光)も大切な要素です。

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LED照明やスマートフォンから発せられるブルーライトは、脳に強い刺激を及ぼし、睡眠に関係するホルモンであるメラトニンの分泌を抑制してしまいます。それにより脳が昼であるように錯覚してしまうため、目が冴えて眠気がなくなったり、眠りが浅いなどの悪影響を及ぼします。

ついつい動画やゲームに夢中になってしまい夜ふかししてしまった…なんてことのないように、寝る1~2時間前からはテレビやパソコン、スマートフォンの使用を極力控え、暖色系の間接照明などを使用して眠るための準備を始めましょう。

また、お休み前にはキャンドルの使用もおすすめ。

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キャンドルの炎のゆらぎには、心を落ち着けリラックスする効果があると言われています。おしゃれな形状のものや香りの良いものなど、さまざまなタイプがありますので、ぜひ自分の好みに合ったものを見つけてみてください。

また、寝室でキャンドルを使用する際には、可燃物を側に置かない、倒れやすいキャンドルホルダーは避ける、睡眠前には必ず消すといった点を守り、火の扱いには十分気をつけてくださいね。

自分に合った寝具でリラックス

しっかりとした睡眠をとるためには、寝具選びも重要な要素です。
適したマットレスの硬さや枕の高さなどは体型や骨格によっても異なるため、一度寝具の専門店で計測をしてもらい、相談されるのもおすすめです。

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寝具に使われる生地もコットンやシルク、ポリエステルなどさまざまなタイプがありますので、自分好みの肌触りのものを選ぶことはもちろん、シーズンによって変えることで一年中気持ちよく過ごすことができます。

また、ナイトウェア(パジャマ)選びも重要。寝返りを妨げるフードつきのタイプや、大きすぎたり小さすぎたりといった身体に合っていないものは避けましょう。吸湿性や通気性に優れているものを選び、身体を締め付けないタイプを選ぶことで、よりリラックスして眠りにつけます。

インテリアを変えてリラックス

まずは、寝室のインテリア全体を左右する壁紙のチェンジはいかがでしょうか。

uni/Designer Saijiki.

寝室には癒やしの効果があるグリーン系や、鎮静作用で心を落ち着ける効果があると言われるブルー、ナチュラルで温かみのあるベージュ系がおすすめです。シールタイプの壁紙であれば、余計な手間もかからず、簡単に寝室全体のイメージを変えることが可能です。

また、カーテンには遮光タイプよりうっすらと光を通す素材がおすすめ。

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朝日を浴びて目覚めることでメラトニンの分泌が収まり、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンが分泌されます。体内時計がリセットされ身体の活動性が高まるうえに、夜の良質な睡眠にもつながります。また、朝日には自律神経の乱れを整える働きもあり、朝日を浴びて目覚めることはまさにいいことづくめなのです。

誰にでもすぐに試せる方法ですので、ぜひ朝日を浴びる習慣を取り入れてみてください。

まとめ

いかがでしたか?
今回は上質な睡眠をとるためのヒントをいくつかご紹介いたしました。

寝つきが悪くなかなか眠れない、眠りが浅い、朝からなんとなくだるい、などのお悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。気温や環境の変化でストレスを抱えやすいこの時期を乗り切るために、質の高い睡眠を味方につけて、明日も良い一日をお過ごしください。

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